個別指導塾のメリットとは?向いている子と向いてない子の違いを解説!
子どもがある程度大きくなってくると通わせるか悩むのが塾についてではないでしょうか。塾といっても集団指導がよいのか個別指導がよいのか、それとも家庭教師がよいのかなど、どのようにして決めたらよいのか分からない方もいるでしょう。今回は塾選びに迷っている方に向けて、個別指導塾について解説していきます。
個別指導塾のメリット・デメリット
まずは個別指導塾のメリットやデメリットについて解説します。塾を選ぶ際の参考にしてみてください。
個別指導塾のメリットとは
①個別に指導してもらえる
個別指導塾は講師1名に対し、生徒1名から4名くらいまでを担当し指導を進めていくスタイルです。集団指導塾は講師1名につき大人数に授業を行うスタイルですが、個別指導塾の場合は指導する際はマンツーマンで行うため、わからないところをしっかり指導してもらえます。ほかの生徒に指導している間は、問題を解いたり復習したりする時間になります。
②個別のカリキュラムを組んでもらえる
集団指導塾の場合はある程度学力でクラスがわけられ、その学力に合った授業が行われます。しかし苦手な部分が多い子どもや、理解するのに時間がかかる子どもなどは授業についていけない可能性があります。一方個別指導塾の場合は、ひとりひとりに合ったカリキュラムを組んで個別に指導を行ってくれるため、苦手なところをしっかり指導してもらえるというメリットがあります。
③スケジュールをある程度自分の都合に合わせられる
集団指導塾の場合は授業の日時が決まっているので、家庭の用事や部活などで塾のスケジュールをずらすことは難しいです。個別指導塾の場合は自分の都合に合わせて塾の日時や回数をある程度変更しやすいのがメリット。塾以外にも部活や習い事などで忙しく、予定変更する機会が多い場合は個別指導の方がおすすめといえるでしょう。
個別指導塾のデメリットとは
①費用が高め
個別指導塾は、大人数の生徒を対象としている集団指導塾と比較すると費用が高めのことが多いです。教科数や時間数によってどれくらいの費用がかかるのか変わってくるので、気になる塾の費用をチェックしてみましょう。
②競争意識が育ちづらい
集団指導塾の場合、同じ授業を受ける生徒がいるため周囲の生徒にテストで勝ちたい、いっしょにがんばりたいといった気持ちを持ちやすいです。個別指導塾の場合は講師と一対一で授業が進むため、周囲の生徒がどんな熱量で勉強をしているのか、テストをやったりクラスわけがあったりといった機会が少ないため、受験に向けて頑張ろうというやる気が育ちづらい可能性があります。
個別指導塾が向いている子の特徴
個別指導塾が向いているのはどんな子どもなのでしょうか?自分の子どもに特徴が当てはまっているかぜひチェックしてみてください。
コツコツと目標に向かって努力するのが好きな子ども
集団指導塾の場合は周囲の子どもと切磋琢磨することで成績アップややる気アップを狙います。しかし集団での授業があまり好きではない、集中できないようなタイプで、なおかつ自分のペースで目標に向かってコツコツ努力するのが好き、得意な子どもに個別指導塾は向いているといえるでしょう。
苦手なところや得意なところがはっきりしている子ども
個別指導では苦手なところを集中的に勉強できるので、苦手なところがはっきりしている子どもには個別指導が向いています。得意なところについては時間をかけずに指導することでメリハリのある指導ができ、個別に効率よく勉強ができるでしょう。
積極的に発言ができない子ども
集団指導塾の場合、大人数の前で講師に対して質問しなければなりません。ほかの生徒も質問がたくさんあるから遠慮してしまう、恥ずかしくて質問するのがストレスという子どもは、個別指導で講師に質問しやすい環境で勉強するほうが向いているでしょう。
個別指導塾が向いていない子の特徴
個別指導塾が向いていない子どもはどんな子なのでしょうか?自分の子どもに当てはまっている場合はほかの指導方法を検討してみてもよいでしょう。
全体的に成績のよい子ども
全体的に成績のよい子どもの場合、集団指導でも授業についていけるので個別指導ではなくても学力を伸ばせる可能性があります。個別指導塾は費用が高めなので、オールマイティーな子どもは、無理に個別指導塾を選ばなくても集団指導塾でやっていけるでしょう。
中学受験を目指す子ども
中学受験にはつるかめ算、流水算などを教える特殊な指導スキルが必要です。そのため中学受験の指導経験のある講師から指導を受けられるかが重要です。個別指導でも中学受験を対象とした指導を受けられるところもありますが、費用が高額なため、中学受験を対象とした集団指導塾に通うのがおすすめです。
まとめ
子どもがある程度大きくなってくると、親の頭を悩ませるのが子どもを塾に通わせるかということです。ほかの習い事や部活との兼ね合い、費用面、子どもの学力などでどういった指導方法の塾がよいのかは異なるので、指導方法ごとのメリットやデメリットを理解したうえで塾選びを行いましょう。個別指導塾も講師に対して生徒の人数が1人や2人と少なめのところや4人など多めのところ、講師が毎回固定か固定ではないかなども塾によって異なるため、気になる塾があれば資料請求や見学、体験授業などに行ってみてはいかがでしょうか。