塾講師がアルバイトの大学生はちょっと心配?メリット・デメリットを解説!
塾に通うとなると、講師の存在は大きいですよね。各学習塾には、塾講師がベテランだったり、アルバイトだったりと、講師の経歴や背景なども気になるでしょう。もし、我が子の塾講師がアルバイトの大学生だった場合、どう感じるでしょうか。今回は、塾講師がアルバイトの大学生はちょっと心配?そのメリット・デメリットを解説します。
改めて知りたい塾講師の仕事内容
塾選びには、講師の質がとても重要です。講師との相性や教え方次第で、学力やモチベーションが、上がったり下がったりもします。
とはいえ、塾講師の仕事はどのような内容なのでしょうか。また、アルバイトの講師は、どのような仕事をしているのでしょうか。ここでは、詳しく紹介していきます。
塾講師の仕事
塾講師の仕事では、授業をすることが中心になります。講師にとって授業は、とても重要な仕事です。
とはいえ、授業の時間だけ働いているわけではありません。授業準備や授業後の生徒の対応も行います。また、保護者対応も大切な役割となるでしょう。このような仕事内容は、基本的に雇用形態問わず職務となります。
アルバイト講師の仕事
塾講師の仕事内容を大まかに把握したところで、アルバイト講師の具体的な仕事についてみていきましょう。
まず、アルバイト塾講師は、自分の得意な科目や学年の担当になれます。全ての科目や学年を指導する必要はありません。各学習塾では、生徒の目的や塾講師の得意科目などを参考にして、担当の生徒を決めていくのです。
そのため、得意な科目が多いほど、担当する生徒数が多くなるでしょう。さらに、講師本人の受験の有無などの学歴も問われます。また、塾によっては、授業などで扱う教材選びから任せられる場合もあります。
その一方で、授業以外でも保護者とのやり取りも必要になるでしょう。生徒の学習の進度や、今後の目標設定について話す場合もあります。また、教室の掃除や電話対応、掲示物や広告の作成などの仕事もあるでしょう。
大学生アルバイトの講師から教わるメリット
講師が「大学生」や「アルバイト」であっても、メリットがないとは言い切れません。ここでは、大学生アルバイトの講師から教わるメリットについて紹介します。
生徒にとって身近な存在になりやすい
大学生アルバイト講師は、生徒たちと年齢が近いため、生徒にとって身近な存在になりやすいです。
ベテランの講師にはない雰囲気があり、自然に生徒の立場や目線に寄り添った指導を展開しやすくなるでしょう。
また、大学生のアルバイトであっても、研修制度をつくったり、サポート体制を確立していたりする場合は、大きな問題にはならないでしょう。
柔軟性がある
長年同じ職務のベテラン講師は、考えが凝り固まりやすい場合があります。教育は、時代の変化や流れによって、求められることは変わります。
求められる教育の在り方や、子どもの考え方に対して、柔軟に対応できるかどうかは大切です。大学生のアルバイト講師は、年齢が若いために、トレンドや時代の変化に敏感な傾向があります。そのため、子どもたちや教育の在り方などに柔軟に対応しやすいでしょう。
大学生アルバイトの講師から教わるデメリット
前文にもあるように、大学生アルバイトの講師ならではのメリットがあることが分かりました。とはいえ、デメリットも理解することは大切です。ここからは、大学生アルバイトの講師から教わるデメリットについて紹介します。
指導力の高さ
たんに子どもに寄り添うだけでは、十分な指導力と言えないのが実情です。子どもや親を含めたサポートや、指導する技術面も必要な能力となります。講師に必要な能力やスキルを含めた指導力の高さは、やはり求められます。
そのため、大学生のアルバイト講師では、指導力が乏しくなるでしょう。また、個人のスキルによって、指導力に個人差が出ることもあります。
経験やノウハウ不足
大学生アルバイトの講師は、若さや経験不足がゆえに引き出しが足りない面はあるでしょう。ベテラン講師の長年の経験やノウハウと比較すると、どうしても劣ってしまいます。
とはいえ、素晴らしい経験や実績の持ち主であっても、子どもの気持ちに寄り添えないベテラン講師もいるでしょう。
「ベテラン講師や正社員だから安心」と考えるのではなく、講師の子どもたちへの接し方などもよく観察することも大切です。また、講師自身が勉強を得意であっても、子どもに勉強を教えるのが上手いとは限らないでしょう。
まとめ
ここまで、塾講師がアルバイトの大学生はちょっと心配?メリット・デメリットを解説しました。結論から言うと、塾講師がアルバイトの大学生であっても、むやみに心配する必要はありません。
大学生のアルバイト講師には、その「若さ」ならではのよさがあります。大学生は子どもに年齢が近いため、子どもの目線や立場になって考えられます。子どもの気持ちに寄り添ってくれる講師も多いのではないでしょうか。
とはいえ、デメリットがあることも事実です。メリットとデメリット双方を理解したうえで、子どもに合った講師を選びましょう。講師を年齢や経験だけで判断するのではなく、大切なのは「子どもに合うかどうか」です。