複数の塾を掛け持ちするメリット・デメリットについて解説!

公開日:2022/12/15

ちゃんと塾に通っているのに思うように成績が上がらずに悩んでいる方は多いでしょう。なかには塾を掛け持ちさせて結果を出したいと考えている人もいるはずです。今回は複数の塾を掛け持ちするメリットとデメリットを詳しくお話ししながら、あなたにとって何が最適な塾の使い方なのかを解説していきたいと思います。

複数の塾を掛け持ちするメリット

まずは掛け持ちのメリットについて確認していきましょう。

学習効果がアップする

まずは塾を掛け持ちすれば単純に学習時間が多くなりますよね。そのため、勉強量が増えれば成績も伸びやすいでしょう。そして、ひとつの塾だけでは補いきれなかった部分までしっかりとカバーできるようになるため、学習効果が出やすいのもメリットと言えます。

自分に合った学習方法や講師に出会える

同じ分野を扱うにしても、塾によって指導方法や進め方はさまざまです。集団授業や個別指導など授業形式はもちろんですが、練習問題をひたすら解かせる塾もあれば、一つの問題を生徒にとことん考えさせるような塾もあります。
さらに担当する講師と子どもとの相性もあるでしょう。掛け持ちしている方が自分にピッタリの塾にめぐり合える可能性が高まります。

苦手を認識し克服できる

苦手分野の克服は、自分の苦手をしっかりと認識することから始まります。複数の塾で一つの分野の問題を繰り返せば、自分は何ができていないのかを明確化できるでしょう。
「この問題、他の塾でもやったけどその時もできなかったな」と気づければ、点数を上げるためにはそれに似た問題に挑戦すればよいと分かるのです。この点は複数の塾を掛け持ちしているメリットになるはずです。

複数の塾を掛け持ちするデメリット

ここまでメリットをお話ししてきましたが、それではデメリットはいったいどんなところにあるのでしょう。

精神的ストレス

まず指摘しておきたいのは子どものストレスです。ひとつの塾に通っているだけでも、子どもはある程度のストレスを感じています。さらに塾を増やすとなると精神的ストレスが増えるのは言うまでもありません。
子どもに負担を掛けてまでも、掛け持ちする意味をしっかりと考える必要があります。

指導内容の違いに戸惑う

メリットでもお話ししたように指導方法は塾によってさまざまです。そのため、同じ問題へのアプローチも違っている場合があり、子どもからすると結局どの方法で考えればいいのか混乱してしまう可能性があります。
結果として、できていたはずの問題が解けなくなってしまうなんてことも考えられるでしょう。

復習の時間を確保しづらい

複数の塾に通うというのは、それだけ復習の時間を確保しなければならないことを意味します。塾によっては宿題を課される所もあるでしょうから、ある程度の復習時間は確保しておかなければなりません。
しかし、掛け持ちによってその時間を確保できなければ、ただただ塾に通って授業を受けるだけで終わってしまいます。それではせっかく掛け持ちをする効果は得られないでしょう。

経済的な負担

そして、保護者にとっての経済的負担も忘れてはいけません。塾の授業料はけっして安いものではありませんよね。それを二つ、三つと掛かってくれば家計への負担もバカにならないでしょう。
コストパフォーマンスの観点からも多くの授業料を払うのが良いのかはしっかりと見極めなければいけません。

塾の掛け持ち成功例・失敗例

塾の掛け持ちをした場合の、成功例と失敗例を紹介いたします。

苦手分野で複数のアプローチを行うことで克服

違う塾で異なる指導を受けて苦手が克服できるパターンです。苦手な分野はどうしても問題を解く手がかりがつかみづらいものです。違う塾で解法をいくつも教えてもらってその糸口を見つけられる場合があります。

集団授業で苦手を明確化し、個別指導で苦手を克服

異なる授業スタイルを組み合わせるのも効果的です。まずは集団授業で自分が理解できていない箇所を見つけ出し、それを個別指導で徹底的につぶし込む。この方法を効果的に使いこなせれば、飛躍的に成績がアップする可能性があります。

塾に通うことに満足して、自宅学習を行わない

塾に通っていれば勉強している気になる、そんな子どもや親は多いのではないでしょうか。もちろん授業をしっかり受けていれば学習内容が頭に入るので無駄ではありません。
しかし、勉強はしっかり復習をして自分のものにしてこそ意味があります。塾でやった内容を自宅で復習しなければ本当の意味で身に付いたとは言えないのです。

子どもの意思に反して無理に通わせてしまう

掛け持ちに関わらず、塾に通わせるうえで最大の失敗は子どもに学習意欲がないという点です。もちろん勉強が大好きでもっともっと勉強したいという子どもはそう多くはないでしょう。
しかし、塾に通わせる以上、もっと勉強をする必要があると子どももしっかりと認識していなくてはいけません。何となく塾に通わせれば解決するという考えは失敗のもとなのです。

塾の掛け持ちをする際に確認するべきポイント

子どもの学習意欲

失敗例でもお話ししたようにまずは子どもがもっと勉強をしたいかどうかを確認しましょう。進んで自らもっとやりたいとまではいかなくても、やる必要性を感じているかは非常に重要です。親からの押しつけだけで通わせることは絶対に避けましょう。

掛け持ちするための目的

子どもの意欲と同じぐらい大切なことに勉強の目的があります。何のために塾を掛け持ちするのかをしっかりと親子で共有しておきましょう。
たとえば、集団塾に加えて個別指導ではマンツーマンで苦手克服を頑張ろう、平日は基礎固めの地元の塾に通って土日は進学塾で応用力をつけよう、などそれぞれの目的があるはずです。それをちゃんと子どもにも伝え、納得感がある状態で塾に通わせましょう。

まとめ

塾を掛け持ちするというのは子どもにとっても親にとってもかなりの負担になるものです。実際に塾の掛け持ちを始めてしまってから「やっぱり間違いだった」という事態は避けたいですよね。そのためにも今回ご紹介したメリット・デメリットを参考にして、掛け持ちするのかそれとも一つの塾に絞って通いつづけるのかを判断してみてください。

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