大学のスポーツ推薦は落ちやすいってホント?

公開日:2023/12/15

「スポーツ推薦での大学進学はほぼ確実だろう」と、認識している方も多いでしょう。確かに、一般的な入試と比較すると競争率は低めですが、決して簡単に受かるという意味ではありません。そこで本記事では、スポーツ推薦を受けた場合でも落ちることがあるのか、もし合格できなかった場合どのように対応すべきかなどを解説します。

高いスキルと実績を持つ人材が求められる

スポーツ推薦入試という制度は、高校の部活動で優秀な成果を出した学生が「スポーツ」という手段を用いて大学に応募するものです。たしかに、大学から直々に推薦オファーが届く場合もあるため、「応募すれば自動的に合格する」と考えがちな人もいるでしょう。

しかし、スポーツ推薦を受けられたとはいえ、ただスポーツ成績のみで受かる容易な試験というわけではありません。ひとえにスポーツが得意で学校内では優秀さが認められていたとしても、スポーツ推薦で大学合格のハードルをクリアするためには、大学の設けている基準をクリアする必要があるからです

大学によっては、全国大会で16位以内の成績といった高い水準を求める場合もあるため、全国大会への参加経験があっても安心することはできません。ただ、個人では優れたスキルや才能を持っていながらも、団体スポーツで全国大会への出場機会に恵まれなかった学生は、部活の顧問教師の推薦により申し込むことが可能な場合もあります

また、スポーツ推薦であっても、大学はスポーツの成績だけを見るのではなく、さまざまな観点から評価を行います。そのため、スポーツ以外の成績が割るければ、落ちる可能性があります。もちろん、優秀なスポーツの実績は推薦の基本条件です。

しかし、スポーツ推薦入試では面接や小論文などの試験も行われ、それらを通じて生徒の総合的な能力や人間性を見極めます。また、高校3年間の平均評定なども評価対象となるため、スポーツを軸として、総合的なスキルや成績、実績を持つ人材が求められるのです

したがって、スポーツ推薦を合格するためには、スポーツだけに専念するのではなく、学業にも力を注ぐことが重要です。

大学のスポーツ推薦は落ちやすいってホント?

スポーツ推薦を受けたら大学に合格できるというイメージが強いですが、落ちるケースも珍しくありません。スポーツ推薦という制度は、一般の学校推薦入試と比較すると競争率は低めです。しかし、それでも受験者が合格者を上回る倍率が1.0を下回ることは稀であり、合格率は80~90%程度となるのが一般的です

そのため、スポーツ推薦を受けても、一定数の生徒は不合格となります。というのも、スポーツ推薦を申し込む生徒は、一人ひとりがスポーツにおける実績や大学から要求される条件をクリアしていることが前提です。

そのうえで、試験当日の面接や小論文試験といった、スポーツの実績とは無関係な要素で競い、その成績で合否が判断されます

さらに、試験当日の成績が同じだった生徒たちについては、高校の成績平均が加味されるのが基本です。つまり、一時的な試験結果だけでなく、高校生活の全期間を通じて学業成績も評価されるため、単にスポーツができるかたらといって合格できるわけではないのです。

一般的な大学受験よりかは合格率が高いといえますが、落ちない試験ではないといえるでしょう。

スポーツ推薦に落ちたらどうする?

基本的に、スポーツ推薦のエントリーは9月に開始され、最終的な結果は11月から12月にかけて発表されます。もし、試験に不合格となった場合、「一般入試を受け合格を目指す」のが通常の対応となります。しかし、合格発表を待ち、その後で一般入試への準備を始めると、充分な学習時間が確保できないリスクが伴います。

つまり、スポーツ推薦の試験を受けた後、まだ結果が出ていない段階で不合格になったことを想定して一般入試への入試対策を行うのがおすすめです

ただし、一般入試は学業に専念に、高校2年生や高校3年生の春ごろから志望校への合格を目指して受験対策をしている生徒と競争することになります。不合格だと知ってから受験勉強をし始めるのでは手遅れになる可能性が高いため、スポーツ推薦で受験したとしても、気を抜くことなくできるだけ早めに受験対策に取り組むことが大切です。

そして、効率的な受験勉強を進めるためには、学習塾を活用することもひとつの選択肢です。これまでスポーツばかりで学習塾に通ったことがなくても、限られた時間内で最大限の学習効果を得るには塾が効果的である可能性があります。

まとめ

スポーツ推薦による大学入試は、落ちる可能性が低いと認識されている傾向にあります。しかし、スポーツ推薦とはいえ、合格が約束されているわけではなく落ちる生徒も珍しくありません。スポーツ推薦は単にスポーツの成績だけではなく、学業成績や試験当日の面接や小論文試験など、スポーツの実績とは直接関係ない部分を試験の要素としている大学もが多いからです。そのため、スポーツ推薦であっても、スポーツだけでなく学業もバランス良くこなすことが大切です。

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