中学生が数学でつまづきやすいのはなぜ?苦手を克服する方法を紹介!

公開日:2024/10/15  

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数学は、英語と並ぶ重要科目とされています。しかし、小学校で習う算数とは異なる部分が多く、数学に苦手意識を持つ中学生も少なくありません。しかし、中学で習う数学が、高校受験や大学受験につながっていくため、苦手を克服することが大切です。今回は、中学生が数学でつまづきやすい理由と克服方法を解説します。

数学でつまづきやすい理由を学年別に解説

中学生が数学でつまづきやすい理由は、学年ごとに異なります。それぞれの理由を見ていきましょう。

中学1年生でつまずきやすいポイント

まず、中学1年生になると、多くの生徒は小学校で習う「算数」と中学校で習う「数学」の違いに戸惑いやすいです。

小学校で習った算数では、具体的な数字や物を使って計算し、視覚的に理解しやすい内容が中心です。しかし、中学に進むと、aやb、xやyといった文字を使ってより抽象的に考えることが求められます。この変化により、具体的な物のイメージがしづらくなり、数学に対する抵抗感や苦手意識が生まれやすくなります。

中学2年生でつまずきやすいポイント

中学2年生では、問題文が長くなることで苦手意識を持ちやすくなります。

中学2年生の数学では、単なる計算ではなく、問題に対する論理的な読解力と教科書内容の理解が同時に求められるため、難易度が増します。長い問題文を読み解くためには、必要な情報を探しつつ論理的に読み解く力が必要です。

その一方で、単元の内容もどんどんむずかしくなっていきます。これらの要素が重なることで、多くの生徒がつまずくポイントが増えてしまいます。

中学3年生でつまずきやすいポイント

中学3年生では、中学1年生から中学2年生までの内容の理解不足が明るみに出てくることで、苦手だと感じるケースが増えます。

中学3年生の数学は、一部の単元を除いて中学2年生までの内容を発展させたものがほとんどです。そのため、これまでには気づかなかった理解不足や定着不足が、次第に表面化します。中学3年生になって急に成績が落ちる生徒が多いのは、中学1年生から中学2年生までで数学の基礎ができていないことが原因です。

理解不足が積み重なることでさらに苦手意識が強くなり、数学への取り組みがむずかしくなっていきます。

苦手を克服する中学数学の勉強方法3ステップ

苦手意識のある数学を克服していくためには、やみくもに取り組むのではなく、順序だてて取り組むことが大切です。

苦手意識を克服するための中学数学の勉強方法を見ていきましょう。

ステップ1:教科書の例題レベルから取り組む

数学の苦手を克服するためには、まず教科書に載っている基本的な例題から取り組むことが効果的です。

最初は簡単な問題から始めることで「自分にもできるかもしれない」という期待と達成感を持てます。数学に対して自信を持てることで、難易度の高い問題に挑戦するための第一歩となるでしょう。

ステップ2:問題演習量を増やす

数学を得意になるためには、問題を数多く解くことも重要です。

例題がしっかりと解けるようになったら、中学校で配布された教科書準拠のワークや問題集などを活用し、演習量を増やしていきましょう。また、復習が必要な問題には印をつけておくなど、効率よく学習を進める工夫を行うのもおすすめです。効率的な勉強方法を取り入れることで、苦手な部分を重点的に克服することができます。

ステップ3:毎日勉強する習慣を付ける

毎日少しずつ数学に取り組む習慣をつけることが、長期的な成績向上につながります。

人間の脳は頻繁に触れる情報を重要だと認識し、忘れにくくなるという特性があります。そのため、一日一問、一日10分でも毎日数学に触れることが大切です。毎日少しの時間でも数学に触れることで、知識が少しずつ定着し、自然と数学に対する理解が深まります。

数学を得意教科にするための勉強のコツ

数学を得意教科にするためには、勉強のコツがあります。

まず、基本の計算を徹底的にトレーニングすることが大切です。計算力が確実に身に付けば、手際よく問題を解くことができ、スムーズに問題を進めることができます。

次に、問題文を論理的に読み解く力を養うことが重要です。

問題文に含まれる数値や情報、条件を的確に発見し、それぞれの関係性を見抜いて数式の形で再現する力を身につけましょう。中学数学では読解力も必要になるため、問題の本質を理解できる力が身に付くと、正しく数式の形で表現する力がつきます。

そのほか、グラフや図にはとにかく書き込むことを習慣にしましょう。グラフや図に書き込むことで、問題のヒントが得られやすくなり、解答への手がかりが見つかることが多いです。自分がどのように考えたのかを視覚的に示すことで、問題を解く際の理解が深まり、より効果的に問題を解けるようになるでしょう。

まとめ

数学は中学から抽象的な考え方が必要となり、小学校の算数とは大きく異なります。特に中学1年生は「算数」と「数学」の違いに戸惑うことが多く、具体的な計算から文字を使った問題へと移行することに抵抗感を覚えることがあります。数学を得意科目にするためには、まず教科書の基本的な例題から取り組むことが大切です。そのほか、演習量を増やす、毎日数学を勉強する習慣を身に着けるなどの取り組みを行うと、苦手を克服していけるでしょう。

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